2006年5月13日 (土)

フランス人は議論好き ー フランス語翻訳家の体験談 

●「アメリ」の映画をごらんになった方、フランス人という
のはお気に入りのカフェに入り浸って、どうということの
ない話題について、延々と議論するものです。

●また、会話の端々に皮肉がこめられ、時には全く逆の意味
になることがたくさんあります。

●これは「second degre(裏の意味)」とよんで、日々の
会話をウィットに富んだ奥深いものにしています。

●彼らの話し好きについていくのは、無口な日本人にとって
は大変ですが、しっかりと自分の意見が言えなければ、会話
のなかで、自分の存在が消えていってしまいます。

●フランス人は自我が強いので、簡単に相手に同調しませ
ん。

●「je suis d’accord avec toi. (君に同意するよ)」
や「tu as raison.(君は正しい)」と相手に対する同調の
意を表現するとき、彼らは少なからず悔しそうな表情をする
か、あるいは、その後負けずに自分の意見を披露します。


●ときには、熱い議論を展開するため、わざと相手と逆の
意見を言って楽しむことすらあります。

●日本では自己主張をするのは良しとしない文化があります
が、フランスでは全く逆で、常に自分の意見を述べるように
子供のころから教育されています。

●10歳くらいの子供と話していても、まるで小さな大人と
しゃべっているような気分にさせられるのです。

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2006年4月20日 (木)

発音の難しさ ー フランス語翻訳家の体験談

●フランス語には、日本語には存在しない発音がいくつか
あります。

●特に、上級者であってもなかなか発音できない単語を
例にあげて見ましょう。

● Vin(ワイン)、vent(風)、Vannes(フランス南西部の街)
この三つはいずれも日本語式に発音すると、「ヴァン」と
読みます。

●しかし、フランス人にとっては、この三つはそれぞれ
全く音が違うのです。

●発音の訓練については、最も良いのはネイティブの先生
に学ぶことでしょう。

●何もスクールで高いお金を払う必要はありません。
日仏コミュニティやこのEELearningサイトなどを利用
したり、フランス人と知り合いになるところから始めれば
良いでしょう。

●フランス語に全く自信が無くても、最初のうちは英語を
混ぜながら意思疎通を図っても良いと思います。

●(フランス人は一般に英語が好きではないものの、
意外と皆さん親切に英語でも話してくれます。)

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2006年2月11日 (土)

フランス語の文法の難しさ

●日本人にとって、欧米系の言語というのはとても難しいもの。中でも
フランス語は、独特のつづりや発音のせいで、さらに習得するのが難しい
言語です。

●でも、英語を一通り習った方には、その類似性がわかるでしょう。しかし、
似ているといっても文法が難しいのはフランス語。フランス語の文法は
日本語のような曖昧さはなく、英語以上に、とても論理的な文法です。

●例えば、英語で、「そこに白い車が止まった」と言ってみましょう。

●A white car stopped there. ですね。この文法については説明するまでも
ありませんが、これをフランス語で言ってみましょう。

●Une voiture blanche s’y est arretee. となります。英語と比べると
多大な量の文法知識を要するのがわかるでしょう。

●まず、voiture(車)は女性名詞ですので、冠詞はuneを使います。また、
形容詞も名詞と共に性を取ります。

●blanche(白い)は男性形の場合はblancと書きますが、女性形のときは通常
eがつき、さらにここではcで終わっているため、例外的にheがついてblanche
となるわけです。

●もっと難しいのが、次の動詞です。「止まる」はs’arreterですが、このs’
については、自動詞を表します。

●日本人にとって、自動詞と他動詞の概念の区別をつけるのは至難の業。

●また、「止まった」と言う過去形を表す際、英語であれば動詞に「ed」を
つけるかあるいは、例外については覚えていく、ということになります。

●フランス語の場合、自動詞の場合は「avoir=英語のhave」、他動詞の場合は
「etre=英語のbe」が先にきます。

●もちろん既にフランス語を習ったことのある方ならわかるように、この
「avoir」も「etre」も、主語によって形が変化します。

●その上で、s’est arrete(e)と、元の動詞が過去分詞形になるわけです。
「y」は、英語のthereにあたり、動詞の前にきます。

●と、ざっと説明しただけですが、こんな風にとても簡単なことを言うだけ
でも、文法をしっかりと学んでおかなければなりません。

●また、フランス人は割と階級主義的なところがあります。正しい文法で
文章が書けないと、教養のない人だと思われてしまいます。

●お友達同士のメールのやりとりなどであれば、間違いがあってもかまわない
けれど、もし日本人がフランス語でビジネス文書を書いたりや留学書類などを
学校に提出する場合など、できるだけネイティブスピーカーにチェックをして
もらいましょう。

●【EELearning】では8カ国語で80名以上のネイティブスピーカー・翻訳家が
貴方の挑戦をお待ちしています。

外国人に通じる外国語を話すためには、その基礎となる文章が正しいかどうか
ネイティブスピーカーにチェックしてもらいましょう。正しい外国語が書けない
場合は、多数の翻訳家がそのお手伝いをします。

→ http://www.e-e-learning.com

最後に【できるだけネイティブスピーカーにチェックをしてもらいましょう】
 

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2006年1月 8日 (日)

なぜフランス語を学ぶのか?

フランス語を学ぶ皆さんは、言葉そのものだけではなく、フランスの文化や国に憧れて
勉強をはじめることが多いようです。モチベーションを高めるために、自分の好きなこと
(文学、アート、シャンソン、映画、料理、ワイン、ファッションなど)を追求してみるのが
一番の近道でしょう。

最近では、フランスに気軽に旅行に行くだけではなく、語学留学をしたり、専門学校に
行ったり、大学院へ留学する人も増えています。フランス語は英語の場合と違って、
仕事に生かすという目的で習うというよりは、むしろ文化を学び、楽しむ、ということが
大切な要素です。

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