ポーランド語 文法について 【ポーランド語翻訳者寄稿】
●日本語で主語や目的語を作る時には、名詞
(例:私、妹、車etc.)に助詞「~は」「~を」
「~に」等を加えますが(例:私は、車を)、
ポーランド語では、名詞や動詞を変化することに
よって、主語や目的語、述語等を作ります
●(例:jechac(行く)・jade((私は)行く)・
jedziesz((あなたは)行く)。
●従って、ポーランド語の学習は、「言葉を
どのように変化するのか」というところから
始まります。
またその変化(格変化)を学習する時は、生格
(~は)、対格(~を)、所有格(~の)と
いう順番に進んでいきます。
●ポーランド語の文法を学習する時のポイントは、
「焦らずに、じっくり」ということです。
具体的には、同じ項目(例えば生格)を3~4日
続けて学習するということです。
●そうすることにより、1日目には全く理解
できなかったものが、2、3日目には抵抗なく、
3、4日目には、当たり前のように理解できる
ようになります。
●また、格変化の中で「ある程度覚えたけれど、
どうしても○○が覚えられない、理解できない」
という場合は、その項目を飛ばして先に進み、
後で再びチャレンジすることをお勧めします。
●どの言語も同じかとは思いますが、ある程度
ポーランド語の感覚が身についてくると、言語
の勘が身につき、ふとした時に理解できる、
ということがよくあるからです。
●また時間のある時に、現在学習中の項目より
先の項目を「次は何を勉強するのかなぁ」という
気持ちでパラパラっと見るようにすると、後で
実際にその項目を勉強する時、非常に楽になります。
●ポイントは、「じっくり見ないこと」です。
先の項目について考えすぎると、難しすぎて
混乱したり、やる気を失う恐れがあるからです。
●どのレベルの人にも言えることですが、
ポーランド語会話は格変化が基本なので、
以前に学習したところ等も、完全に覚えるまで
何度も復習することが大切です。
●時間がない、という方は、1日1分でも2分でも
いいので、以前に勉強した内容を確認することを
お勧めします。
●以上が私や私の生徒が実際に行い、成功した
勉強方法の例です。
●このように学習すればあっという間に話せる
ようになる、ということはありませんが、
2、3ヶ月続けて行うと確実に力がつきますし、
「前より話せる!」と喜べる瞬間が、確実に
訪れます。
●私達にとってポーランド語は母国語ではない上に、
文法が複雑なので、難しいと思うことがあっても
当然ですが、ポーランド語も(言い方は悪いですが)
所詮人間が用いる言語なので、ある程度のルールが
あり、「絶対に無理」ということはありません!
●また、自分が難しいと思っていた言葉が通じた
時の喜びは格別です。
●「ペラペラ話せる自分」を想像し、1日も早く
そんな自分になれるように、焦らず、ゆっくりと
勉強を楽しんでください!
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