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2006年10月 7日 (土)

PALOPOの現場で軍歌ミヨトーカイノ(2) 

◆工場現場は椰子畑、椰子の木を伐採し、
地均し後 水牛の頭を埋めて地鎮祭、祭りは
2日間続きました。夜が本番の祝賀です。

◆村のエライサン達は皆日本兵の下で働いた
人達です。宴会が賑わって来て私がその中に
入ると必ず、日本の歌を歌えといわれる
(Lagu=歌、 Nyani=歌う)。

日本の歌と言うのは軍歌の事です。

◆サァー歌え、 ミヨトーカイノ 私は
歌います。

 ♫ 見よ東海の空明けて ♪、 

此処までしか知りません。彼等はまだ歌って
 います。

 キョクジツ タカク カガヤケバ

◆彼らはもう勝手に歌い出しています。

サラバ マカッサルヨ マタクルマデハ

◆これはサラバ ラバウルヨの替え歌ですが、
彼等はオリジナルだと思っている様です。

◆一息入れました。又注文です。マシロキフジ 
を歌えという。

  真白木富士の根 緑の江ノ島 と歌い出すと
違うと言う。

  マシロキフジノ ケダカサオ ココロノツヨイ 

  タテトシテ

  彼等も私も此れまでしか歌えません。

◆調べるとこの歌は「愛国の花」と言う歌でした。

「愛国の花(Bunga)」

 真白き富士の 気高さを 心の強い盾として

 御国に尽くす 女等(おみなら)は

 輝く御代(みよ)の やまさくら
 
 地に咲き匂う 国の花

◆歌には2番、3番も有りますが読めば読むほど
戦時下、銃後の子女を称え励ます歌である事が
解ります。

◆此方の人達は勿論歌の内容を理解して居ませんが、
メロディーが好きなのか、多くの人が歌います。

◆教えた日本兵も多かったのでしょうが、
占領下の地で彼等が使っている現地の人達に
歌わせる歌としては不適切な歌だと思います。

◆日本兵達にはどの様な意図があったのか? 
解せません。

◆次ぎは ウミユカバ デス、小学生1年の時
学校の講堂で歌いましたが、勿論意味は理解して
いません。

◆どういう歌なのか調べました。

 海行かば 水漬(みつ)く 屍(かばね)

 山行かば 草生(くさむ)す 屍

 大君の 辺(へ)にこそ死なめ

 かえりみはせし

◆何と作詞が万葉歌人、大伴家持と成っている
のを見て、驚きました。

私たち以上に歌人本人は戦時中ずーと驚いて
いた事でしょう。

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