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2006年8月12日 (土)

活火山メラピ(1) 

◆以下の文章の中でインドネシア語の発音に
就いて述べてみます。

◆殆どはローマ字の発音ですが、2,3気を
付けたい発音があります。例えば以下に記した
MAGELANGのGEのEですが、EとUの中間音です。

◆Lはラ行のリ、ル、レ、ロの舌のポジション、
Rはラの舌のポジションで、舌を幾分振るわせて、
巻き舌調に発音、Vはフエー、余り発音に気を
使うとしゃべれ無くなるので、初めはローマ字
読みで試みる事、相手が聞こうとして呉れれば
通じる筈です。

◆現在私はお気に入りの中部ジャワのMagelang
(マグラン)に居留して貿易の仕事をしています。

◆Mgelangは今賑わっている標高2914mの
MERAPI山に近い町の一つでもあります。

MERAPIは merah(赤い)とapi(火)の合成語です。

◆高台に有る我が家から南東約30mに落ち
込んだ川が流れており、続くは段々畑、その後方
約20kmの辺りにMerapi山が見えています。

◆メラピは常に小さな噴煙を上げています。
今回の火山活動は山頂南側での事でもあり、
我が家は山の北面に当るので5月4日、TV、
新聞で発表されるまで今回の活動を知りません
でした。

◆いつもは大人し気に白雲をたなびかせて
いますが、夜間にSolo(歌にあるブンガワン・
ソロ(bengawan=河) 迄の近道をすると山頂に
赤いものが見えたり、数年前の様に町中
1cmほど灰が積もると、あれは火山だなと
改めて認識するのですが、いつもは気にして
いない風景の中にいらっしゃいます。

◆たまには気にしてくれよと言っている程度
なのか?今回は国定公園として受けている
寄付を適正に使わないと怒るぞと言って
らっしゃるのか?素人には判断できません。

◆近所の友人、元日本留学生、と言いましても
戦後間もなく国費で留学した、私以上の年長者
Bambang氏 (私はバンさんと呼んでいる) 
曰く、昔1930年の災害には1300人の
死者が出た山で、今回も山麓の住民約15千人に
避難命令を出したが約3千人が避難したとか、

◆しかしバンさんはこう付け加える「此処の
人達は暢気だから昔の難事を忘れて居るだろう、
3,000人が避難したと言っても2,3日間
様子をみて、避難所から家え戻っているのでは
ないかな」と達者な日本語で言う。

◆尤も彼の奥さんは江戸っ子で、子供達も全部
日本への元留学生、家庭では50%以上日本語を
使っている。

◆私自身はTVで山麓の川で砂利を採取する
トラックの姿を観て「止めてくれ」と叫びたい
程でした。

◆Magelangの町から外へ運ばれるトラックの列を
見ると良質の砂と判断出来、この危機時には
砂の値段が上がっているのか?

◆この火山の特徴である火砕流を考えると
悲惨な事態を想像せざるを得ません。

◆5月15日山は小噴火、山の南にある
ジョクジャカルタ(Jokjakarta或いはYogyakarta)
の街では小型の連続地震、火砕流の流れ、と勢い
有る雲煙を観、又山麓に住まいする人々から
山鳴りや、揺れ状態を聞き夜の街道は物見高い
人達で賑わっている様子、

◆新聞に依れば知事でもあるジョクジャカルタ
王宮のハメンク・ブオノ10世(Hamengku
Buwono X)が改めて山から5km以内の住民に
避難命令を出し、Magelangの隣町Slemanに居る
メラピ山専門のDukun=ドゥクン(占い師)の所へ
行き山の情勢を聞いた。

◆Dukun曰く「大事には至らない」と御卓見 
ブオノ侯は老齢のDukunに「皆に避難命令を出して
いる、貴方も避難するように」、返事は「その
必要は無い、山は現在人々に災害を与える状態で
無い」。

◆5月17日、山の噴火が続き、このMagelang
にも砂が降り始めた。

◆ブオノ侯は山から8km以内の住人に「国が
保障するから、家畜を置いて直ぐに避難しなさい」
と命令し、再度占い師の所へ、師には既に
約一万人が避難した。

◆危険が迫っているから貴方も非難するようにと
再度の助言、Dukun師(72歳)は「大丈夫、
避難する必要は無い」、19日には協力する
住民と一緒に火砕流の出ている南斜面から山頂
近くにまで登った、21日にも登り、この時は
「今のところ大丈夫だが、今後は解らない」と
言ったとの新聞は報道。

◆バン氏曰くMagelangでもこの辺りは噴火口の
裏側を見る事になり、噴煙のみが見えるだけで
皆心配はしていない、

皆は山がDukunの言う様に成るのか?ブオノ侯
との掛け合いはどう進展するのか?に興味を
募らせているとの事、

やはり暢気な人が多い様です。

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